活動の歩み

SSJデータアーカイブは、1998年のデータ提供開始以来、日本の社会科学における実証研究の基盤を支える組織として、その活動を着実に発展させてきました。

01
設立の背景と黎明期
1990年代後半~2000年代初頭

1990年代までに、データアーカイブは、欧米諸国のほとんどで設立されており、社会科学の実証研究、教育に活用されていました。しかし、当時、日本には組織的なデータアーカイブがなかったため、多くの調査が実施されているにもかかわらず、それらの個票データは、当初の集計が終わるとともに徐々に消えていくという問題が長らく続いてきました。この問題への対応として、社会科学研究所では附属施設として日本社会研究情報センターを設立し、その事業の一つとしてSSJデータアーカイブが立ち上げられました。

1996年5月

東京大学社会科学研究所の附属施設として日本社会研究情報センターが設立されました。SSJデータアーカイブは、このセンターの事業の一つとして開設されました。

1998年4月

SSJデータアーカイブ(SSJDA)が、二次分析を希望する研究者への個票データの外部提供を正式に開始しました。当初の年間利用申請件数は11件でした。

1998年秋

SSJDAは大阪商業大学との共同事業として、日本版総合社会調査(JGSS)を新規プロジェクトとして立ち上げました。

2000年11月

既存のデータセットを活用する「二次分析研究会」の運営と成果報告会が開始されました。

2001年2月

SSJDAが、全世界のデータ提供組織の連合体であるIFDO(International Federation of Data Organization)への加盟が東アジア諸国で初めて承認されました。

2001年11月

財団法人日本統計協会より統計活動奨励賞を受賞しました。

2005年6月

「優秀論文表彰事業」が、奨学寄附金・協賛金((株)エンタテインメントビジネス総合研究所・(株)エース電研並びに(株)リクルートワークス研究所)に基づき開始されました。

2005年10月

本格的な二次分析前の予備作業として、クロス集計表などをWeb上で作成できる「リモート集計システム」の本格運用を開始しました。

2006年9月

SSJデータアーカイブの活動は高く評価され、日本統計学会より第2回日本統計学会統計活動賞を受賞しました。

2006年?月

利用者データベースシステムの運用を開始し、郵送による利用申請から報告までを一元的に管理する体制を構築しました。

02
共同利用・共同研究拠点としての発展
2009年~2014年

SSJデータアーカイブは、組織の改組と国の拠点認定を経て、提供体制の拡充を加速させました。また、寄託者表彰事業、優秀論文表彰事業を立ち上げたほか、東アジアにおけるデータアーカイブネットワークを立ち上げるなど、国内外のコミュニティ構築にも積極的に取り組みました。

2009年4月

附属日本社会研究情報センターは、附属社会調査・データアーカイブ研究センター(CSRDA)に改組されました。

2009年4月

オンラインで利用申請、データダウンロード、利用報告、利用承認などのプロセスを一元的に管理できるオンラインシステム「SSJDA Direct」の運用を開始しました。このシステムは、従来のCD-R郵送方式からインターネットを通じた直接ダウンロード方式への移行を進める基盤となりました。

201?年2月

寄託者の功績を称える「寄託者表彰事業」を開始しました。

2010年4月

文部科学省が認定する「社会調査・データアーカイブ共同利用・共同研究拠点」として活動を開始しました(2010~2020年度)。これにより、調査基盤研究、社会調査研究、計量社会研究に加え、国際調査研究の4分野体制となりました。

2011年2月

二次分析に基づく優れた論文を表彰する「優秀論文表彰事業」を再開しました。

2014年1月

リモート集計機能を集約したオンライン分析システム「Nesstar」の本格運用を開始しました。

2014年2月

すべての利用申請手続きをSSJDA Direct上に統一し、オンラインサービスへの移行が大きく進みました。

2015年7月

2005年10月から運用されていたリモート集計システムが閉鎖され、その機能はNesstarに集約されました。

2016年頃

韓国(KOSSDA)、台湾(SRDA)、中国(CNSDA)の各データアーカイブとともにNASSDA(Network of Asian Social Science Data Archives)を創設しました。

03
オープンサイエンス時代への対応と国際化
2018年~

SSJデータアーカイブは、日本学術振興会による「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」を契機に、分野横断的なデータ利活用への取り組みを推進しています。また、国際標準であるDDIの採用やCoreTrustSeal認証取得を通じて、国際的な信頼性と利便性の向上に焦点を当てています。

2018年10月

日本学術振興会による「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」の拠点機関として活動を開始しました。

2019年3月

DDI対応の新バージョンウェブサイト公開を開始しました。

2019年3月

SSJDAセミナー(国内外の若手研究者を招聘した実証的な社会科学研究のためのセミナー)の開催を開始しました。

2019年10月

「東アジアのデータアーカイブ・ネットワークの強化と研究発信基盤の構築」事業を開始しました。

2020年3月

ジャパンリンクセンター(JaLC)の正会員になりました。

2021年7月

人文学・社会科学総合データカタログ(JDCat: Japan Data Catalog for the Humanities and Social Sciences)へのメタデータ提供を開始しました。

2022年10月

オンライン集計システム「SSJDA Data Analysis」の本格運用を開始しました(初学者向け、スマホ・タブレット対応)。

2023年10月

東京大学史料編纂所との共同で、人文学・社会科学データインフラストラクチャー強化事業の中核機関として認定されました。

2025年6月

データリポジトリの国際的な認証基準であるCoreTrustSealの認証を取得しました。

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